時間を表す表現 未来G |
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2022年8月15日 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。 時間を表す表現について扱います。時間に関する多様な表現がすぐに脳裏に思い浮かぶまでになると、英語の表現の幅が格段に豊かになると思います。時間の流れの中で生きている我々には、時間に関する様々な表現は寧ろ身に付けるべき必須の表現であるとも言える筈です。現在、過去、未来、期間、特定の時まで、特定の時、timeを使った表現などに分け、解説して行きましょう。膨大な量が有りますので数ヶ月連続しての長丁場となります。未来に纏わる表現の第8回目です。 英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。https://dictionary.cambridge.org/https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/futurehttps://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/future-other-expressions-to-talk-about-the-futurehttps://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/future-be-going-to-i-am-going-to-workhttps://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/future-present-continuous-to-talk-about-the-future-i-m-working-tomorrowhttps://continuingstudies.uvic.ca/elc/studyzone/410/grammar/410-expressing-the-future |
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present simple to talk about the future現在形を用いた未来表現*現在形で未来を表す用法とは、事実であるがゆえに、或いは明確で定まったスケジュールや時刻表があるがゆえに、確実である未来の出来事について話す用法です。*スケジュールされた会合、時刻表に基づく交通機関の発着などの表現に多く利用されます。*その意味で<時刻表未来>とでも呼称出来るでしょう。*未来を示す時間表現と共に利用されます。それが無ければ単なる現在形(現在に於ける習慣、常態を意味する)と区別が出来ませんね。*be going to do や be doing との意味合いの違いにご留意下さい。*未来に関する確かさの度合いですが、 (will) < (be going to) < (be doing +未来時間表現) < (do + 未来時間表現)、の順で未来に対する確定性が高まります。〜するだろう、から、、〜するつもりだ、〜の段取りとなっている、時刻表で確定している、への推移ですね。*日本語では現在形+未来を表す時間表現で未来を表現します(例: 僕は明日は学校に行く、−思いついての意思表示なのか単純な未来予告なのか不明)が、英語の現在形+未来時間表現の用法は、確定している未来を表す点に於いて日本語と一致するものではありません。Her birthday falls on a Friday next year. (a known fact about the future)来年は彼女の誕生日は金曜日に当たるね。(未来についての知られた事実)She has her driving test next week, does she? (a fixed arrangement)彼女は運転免許試験を来週受けますよね?(定まった段取り)The train arrives at 20.12. (a timetable)その列車は20:12に到着します。(時刻表に基づく)What time does their flight to Seoul leave? (a schedule)彼らのソウル行きの便は何時に離陸しますか?(スケジュールされている)The meeting is in the boardroom. It begins at 10:00.ミーティングは会議室で行われる。10時に始まります。(スケジュールされている) |
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過去に於ける未来表現Future in the past*過去の時点に於いては未来であったことを表現する方法があります。*この場合、現在形の文章の動詞或いは助動詞を過去形に、或いは過去完了形へと時制を過去に向けてワンステップズラします。どうと言う事はありませんね。*逆に、意味の取りにくい過去或いは過去完了の文章に出くわした際は、現在形に一度時間を巻き戻して理解すると良いでしょう。The last time I met her, she was leaving for a new job in Italy the following day.僕が最後に会った時には、彼女はその翌日にイタリアでの新たな職を求めて出発する予定だった。(she is leaving を過去形にする)= The last time I met her, she was planning to leave for a new job in Italy the following day.cf. be doing + 未来表現 = be planning to do 〜する計画、予定、段取りである。They rang to say they would be with us by ten o’clock but then their flight was cancelled.彼らは10時までに我々に合流するだろうと電話で言ったが、その後に彼らのフライトはキャンセルされてしまった。(だから合流出来なかった)(They will be with us を過去形にする)(小説を書いていた部屋について或る小説家が書く)I saw the house that I was to live in for the next six months.私は次の半年を住むことになっていた家を見た。(I am to live in this house を過去形にする)cf. be to do 〜することになっている、〜する運命だHe said he was going to see the match but it was cancelled.その試合を見に行くつもりだと彼は言ったが、その試合は中止された。(He is going to see the match を過去形にする)= He said he was intending to see the match but it was cancelled.cf. ここの be going to do = be intending to do 〜するつもりである |
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未来完了表現Future perfect simple*出来事、事象が未来のある時点で、〜し終わっている、終わることを表現します。〜することになる、〜し終えることになる、〜してしまっている*未来のある時点からそれ以前を見返しますが、 by tomorrow 明日までに、 for three years 三年間、と言った時間表現と共に使うのが普通です。*現在完了の文章中に will を挿入するだけです。*主語が I と we の場合は will ではなく、shall を使うのがより formal です。他の主語に関しては全て will を使います。Do you think she’ll have seen the doctor by four o’clock?彼女が4時までに医者の診察を終えて居ると君は思うかい?Next month my parents will have been together for thirty years.来月で僕の両親は30年間共に過ごしていることになる。At the end of this month, they will have been in their house for one year.今月の末に、彼らは彼らの家に1年間居る(居た)ことになる。Next month I will have worked for the company for six years.来月で私はその会社に6年間勤務したことになる。I think they’ll have got there by six o’clock.彼らはそこに6時までに着いていると僕は思うよ。Won’t she have retired by the end of the year?その年の年末までに彼女は職を辞さないのか? (Will she not have retired? の方がより一般的) |
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未来完了進行形表現Future perfect continuous*未来のある時点での出来事、事象の長さを強調する表現です。未来のある時点からそれ以前を見返し、活動や出来事の持続時間 duration が長いことを強調します。(未来の或る時点で)ずっと〜しているだろう、〜していることになる*現在完了進行形の文章中に will を挿入するだけです。*主語が I と we の場合は will ではなく、shall を使うのがより formal です。他の主語に関しては全て will を使います。*しかし、疑問文としての Shall I, shall we 並びに shan’t I, shan’t we の形が使用されることはほとんどありません。(これは、〜しませんか、の提案を表す表現になります)In September the head teacher will have been teaching at the school for 20 years.9月には、教頭はその学校で20年間教えていることになります。In September, she will have been living in France for a year.9月には、彼女はフランスに1年間住んでいることになります。I will have been studying English for three years by the end of this course.この課程の終わりまでに僕は英語を3年間勉強していることになる。We’re late. I think they’ll have been waiting for us. We’d better go.僕らは遅れている。彼らが僕らを待っていることになるのではと思う。行かないとマズいぜ。cf. had better do 〜しないとマズい。 |
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