時間を表す表現 未来L |
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2022年9月10日 皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。 時間を表す表現について扱います。時間に関する多様な表現がすぐに脳裏に思い浮かぶまでになると、英語の表現の幅が格段に豊かになると思います。時間の流れの中で生きている我々には、時間に関する様々な表現は寧ろ身に付けるべき必須の表現であるとも言える筈です。現在、過去、未来、期間、特定の時まで、特定の時、timeを使った表現などに分け、解説して行きましょう。膨大な量が有りますので数ヶ月連続しての長丁場となります。未来に纏わる表現の第13回目です。引き続き未来を表す個々の未来関連表現についてざっと触れて行きます。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。日常会話や英作文の場で役に立ちそうです。 英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。https://dictionary.cambridge.org/https://dictionary.cambridge.org/topics/time/in-the-future-and-soon/ |
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any day nowvery soon, especially within the next few days:とてもすぐに、特に次の2,3日の内にThe baby's due any day now.赤ん坊はつい2,3日の内に生まれるだろう。destinythe things that will happen in the future:未来に起こる物事、将来、運命The destiny of our nation depends on this vote!我が国の将来はこの投票に掛かっている。She felt that her destiny had been shaped by her gender.自分の人生は自分の性により形作られて来たと彼女は感じていた。People want to control/determine/take charge of their own destinies.人々は自身の将来を制御/決定/管理したがる。cf. take charge of担当、担任する、世話を焼くcf. in charge (of something/someone)responsible for something or someone: 人や物に責任を持つ、担当、担任するWho’s in charge here?ここの担当はどなた?The teache put me in charge of organizing the project.教師は私をその計画の世話役に担当させた。→教師私をその計画のオーガナイザーに当てた。cf. organize 段取りを着ける----------------------------------cf. destined〜に向けられている* be destined for, be destined to do, be destined thatの形を取ります。1. (PURPOSE)intended (for a particular purpose): 特定の目的の為に意図されているThe money was destined for the relief of poverty, but was diverted by corrupt officials.その金は貧困救済の為に意図されていたが、腐敗した公務員に拠り他の目的に使われた。cf. divertto use something for a different purpose: 他の目的に換えて使うShould more funds/money/resources be diverted from roads into railways?より多くの基金/金額/原資が道路から鉄道へと使用されて良いのですか?2. (PLACE)travelling or being sent to somewhere: 旅行する、送付されるCustoms officers have seized nearly a ton of heroin destined for New York.税関吏はNY向けの1トン近くのヘロインを押収した。These cars are destined for the European market.これらの車は欧州市場に送られます。3. (FUTURE)controlled by fate, and not by humans: 人の力では無く運命の力に拠り制御されてShe is destined for an extremely successful career.彼女はもの凄い成功を収める職業人生へと運命付けられていた。→彼女は職歴にもの凄い成功を収める運命だった。[ + to infinitive ] These plans are destined to fail.これらの計画は失敗する運命にある。[ + that ] Do you think it was destined that we should one day meet?僕らが或る日出会う運命だったと君は思うかい?→僕らが或る日出会う様に運命付けられていたと君は思うかい?(2人は出会うように運命付けられていてそして実際出会ったことになります)----------------------------------*英和辞典を見ると destiny に宿命、運命の語を当てますが、destiny は単なる将来の意味でも使われます。 宿命、運命には fate がぴったりきます。fate1. what happens to a particular person or thing, especially something final or negative, such as death or defeat:特定の人や物事に起きる、特に何か最終的で否定的なもの、例えば死や敗北など、運命、命運We want to decide our own fate.我々は自身の運命を決めたい。His fate is now in the hands of the jury.彼の命運は今や判事の手の内にある。2. a power that some people believe causes and controls all events, so that you cannot change or control the way things will happen:全ての事象を起こし支配すると信じる者が居るパワーで、物事が起きる事を変えたり制御することが出来ない、宿命、運命の力When we met again by chance in Cairo, I felt it must be fate.我々が再び偶然にカイロで出会った時、私はそれは運命の力に違いないと感じました。*it は前文内容を示す代名詞 (it = the fact that we met again by chanc in Cairo) です。日本語と同じ用法ですね。* do sh by chance = happen to doたまたま〜する、偶然に〜するcf. fatednot able to be avoided because planned by a power that controls events:事象を司る力に拠り計画されているが故に避ける事の出来ない、宿命の、運命の[ + that ] It seemed fated that we would get married.僕らが結婚したのは宿命だった様に思える。[ + to infinitive ] She says she was fated to become a writer.自分は物書きになる様に運命付けられていたのと彼女はいつも言っている。= She says she was destined to become a writer. |
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directlyadverb (SOON)old-fashioned or formal 古風或いは formalvery soon:とてもすぐに、速やかにDr Schwarz will be with you directly.シュワルツ先生はすぐに君を診てくれるよ。old-fashionedimmediately:直ちにWhen you get home you're going directly to bed.家に着いたら直ちに床に就くことだ。(be going to を用いた命令)in the distant past/futurefar away in the past or future:ずっと遠い過去/未来At some point in the distant future I would like to have my own house.ずっと先の或る時点で僕は自身の家を持ちたい。(at some point in the future は to 不定詞に掛かります)in the not-too-distant futurequite soon:極めてすぐに、すぐ先に、今すぐにも= in the very near futureThey plan to have children in the not-too-distant future.彼らは今すぐにも子供を作ろうと計画している。*字義はあまり遠くない未来に、の意味ですが、すぐに、の意味になります。*not too + 形容詞で逆の意味の形容詞となる例があります。この場合、not が<もの凄く強力な否定>を表すと説明されもしますが、素直に英語の非合理表現と呼称すべきでしょうね。non-native English speaker は混乱させられます。*<強力な否定>を表したいのであれば、never too distant (全然遠過ぎる事は無いどころかすぐ近くだぜ)とでも本来は表現すべきです。*英語の程度を表す表現には字義とは外れる意味を持つものが散見されますが、慣用的表現としてある程度は覚えておきましょう。*まぁ、現代日本語でも<憎からず思って居る>=<憎らしくは思って居ません>で、寧ろ <positive に好きだ>を意味する<恋愛表現>もありますね。*江戸期の町人言葉では<中ぐらい>は<余りよくない><具合がわるい>などの意味で使われていましたが、英語も日本語も物事の程度表現には字義通りではない意味を込める場合が見られます。これらは一種の謙譲表現、諧謔表現、或いは反語的表現と考えても良さそうです。*一茶の<目出度さもちう位也おらが春>の句の<中ぐらい>は、彼の出身地の信州の方言で<あいまい、あやふや>を意味させたとの解釈もありますが、そうすると、<オレも正月を迎えたが、この目出度さも実はあやふやなものなんだ>と、祇園精舎の鐘の声諸行無常の響きあり、とまでは突き詰めずとも、彼の仏教的境地を吐露した句とも取れそうです。cf. not (too) badinformalfairly good or satisfactory: 相当良い、満足が行く"How are things?" "Not too bad, thanks."(東京弁)景気はどうだい?好調だぜ、あんがとよ。(大阪弁)儲かりまっか?ぼちぼちでんな、おおきに。cf. not too late 遅すぎることはない (字義通りの意味になる至って普通の表現です)It's not too late even now.今からでも遅過ぎると言う事は無いよ。down the road/line/trackidiomin the future:Cars that drive themselves are in development now, but a marketable product is a long way down the line.自走式の車は現在開発が進められているが、市販品が出るのはこの先の長い道のりになる。 |
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