英文長文読解 短期集中 個別指導 

tomorrow   will  意味と用法

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2022年11月1日 時間を表す表現 未来23






時間を表す表現 未来23



2022年11月1日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 時間を表す表現について扱います。時間に関する多様な表現がすぐに脳裏に思い浮かぶまでになると、英語の表現の幅が格段に豊かになると思います。時間の流れの中で生きている我々には、時間に関する様々な表現は寧ろ身に付けるべき必須の表現であるとも言える筈です。現在、過去、未来、期間、特定の時まで、特定の時、timeを使った表現などに分け、解説して行きましょう。膨大な量が有りますので数ヶ月連続しての長丁場となります。未来に纏わる表現の第23回目です。引き続き未来を表す表現の文法的理解ではなく、個々の未来関連表現についてざっと触れて行きます。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。日常会話や英作文の場で役に立ちそうです。

英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/topics/time/in-the-future-and-soon/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/at-on-and-in-time








Learn English -  Common  Future Time Expressions in English ( Free  English  Lesson)

2015/11/23  Learn  English with Let's Talk - Free  English  Lessons

https://youtu.be/uxgFUKaHy18


インドのムンバイ在住の女性ニハリカさんが分かり易い未来関連表現の解説をしてくれます。米語

アクセントで話しますが動物行動学を学びに4年間米国に留学していたとのことです。大変聴き取

り易い英語です。英米本国人から習うよりはインド人に英語を教えて貰うほうが、その合理精神に

立つ明快な指導もあり日本人には寧ろ好適な面もある様に様にも感じますが如何でしょうか?

まぁ、<英語はインド人に習え>には確かに一理ありそうです。


内容的には中高生程度向きの簡略な解説に留まり、例えば tomorrow は<今日の次の日>の

意味のみ言及され、tomorrow の持つ未来を意味する一般的な用法には触れられていません。






in no time

(also  in next to no time)


very quickly or very soon: 非常に迅速に、とてもすぐに


The kids ate their dinner in no time.

 子供達はその夕食を瞬く間に平らげた。


We'll be home in next to no time.

 僕らはすぐに家に居ることになります。

=  We'll be home very soon.

≒ We'll get home very soon.

 僕らはすぐに家に到着します。


*日本語の感覚だと、「僕は明日は家に居ます」は成立しても、「僕はこれからすぐに家にいます」の表現は普段耳にしませんね。「僕はすぐに家に到着します、帰宅します」などと状態では無く動作として和訳するしかありません。


*この様に、日英間での、状態⇔動作に切り替えての訳出、が適宜必要なシーンは少なくは無いと感じます。

* 同様に、日英間での、能動⇔受動に切り替えての訳出、が適宜必要なシーンも少なくは無いと感じます。


no time to lose

 なんであれ遣りたいことをすぐにしなければならないことを示す。無駄に出来る時間は無い、ぐずくずしてられない


Come on, there's no time to lose, we have  to  get  home  before John finds out.

 さぁ、ぐずぐずしてられないぞ。ジョンが知る(ジョンに知られる)前に我々は帰宅しないといけない。


--------------------------------------

cf. find  out  (something)

phrasal verb

to get information about something  because  you  want  to  know more about it, or to learn a fact or piece of information for the first time:

 もっと知りたい、最初に情報や事実を学びたいが故に何かについての情報を得る

to obtain knowledge of something, or  to  obtain  knowledge  of someone's activities, esp. dishonest ones

 何かの知識を得る、他人の活動、特に不誠実なそれについて知識を得る


*know  が<知っている>との状態を表す言葉であるのに対し、 find  out  は<知る>と言う動作を表す言葉です。


How did you find out about the party?

 そのパーティについて君はどうやって知ったの?

= How did you get to know about the party?


The holiday was a complete surprise - I  only  found  out  about  it the day before we left.

 その休日(の話)は全くの驚きだった−私は立ち去る前日にそれについてやっと知ったのだった。


[ + that ] Too late, she found out that the flight  had  been  cancelled.

 彼女がその航空が中止されたと知ったのは遅すぎた。


I just found out that he was cheating  on  the  test.

 彼がそのテストでカンニングしていることを僕はちょっと知った(知ってしまった)んです。

just  は動作  find  out を婉曲にする表現<ちょっと>ですが、たまたま知りました、と訳しても良いでしょう。

*因みに just  を動詞の強意に使うシーンは命令文の場合です。 Just  shut  the door quickly or we’re going to be late. すぐにドアを締めるんだ、さもないと遅れるぞ。


He wondered whether his boss was involved, but he  saw  no  way  of  finding that out.

 上司が関与しているのかどうか彼は迷ったが、それを知る方法が全く分からなかった。


[ + question word ]  I'll just go and find out  what's  going  on  outside.

 外で何が起きているのかちょっくら出掛けて探ってみるよ。


*just +動詞は、日本語の<ちょっと〜する>の語感に近く、表現を和らげる効果があります。

*命令文に於ける just + 動詞は、兎に角〜を遣れ、の様な命令の強調になります。

*只〜だけをする、を伝えたい場合は、only + 動詞などを使い、意味を明示すべきでしょう。




tomorrow

used more generally to mean the  future:

一般的に未来を表す用法です。日本語でも<明日>の表現で<未来>を表す事は日常的に見られますね。


Today's problem child may be tomorrow's  criminal.

 今日の問題児は未来の犯罪者かもしれない。


We make sacrifices now to give our  children  a  better  tomorrow.

 子供達により良き未来を与える為に我々は今は犠牲を払う。


cf. make  a  sacrifice

to  give  up  something  that  is  valuable  to  you  in  order  to  help  someone  else:

 自分にとって価値の有るものを他人を助けるために差し向ける、犠牲を払う


We had to make sacrifices in order to  pay  for  our  children's  education.

 我々の子供達の教育に支払う為に我々は犠牲を払わねばならなかった。

→子供の教育費を支払う為に我々は生活を抑えねばならなかった。




a week (from)

one week after the day mentioned:

in one week following:

 言及された日の一週間後に

*前置詞無しの副詞用法です。


The first performance of the play is  a  week  (from)  today/tomorrow.

 その劇の初日は今日の/明日の一週間後です。


Our holiday starts a week on Saturday.

 僕らの休暇は一週間後の土曜日から始まります。



UK She has to go back to see the doctor  Friday  week.

 彼女は一週間後の金曜日にまた医者に診てもらわねばなりません。

= She has to go back to see the doctor  a week on Friday.


a week (ago)

言及された日の一週間前に

It was his birthday a week ago last Friday.

 この前の金曜日の一週間前が彼の誕生日だった。


UK The problems with the TV started a week  last  Monday.

 TVの不調はこの前の月曜日の一週間前に始まった。








Future  simple  tense - will and shall | English  grammar 2014/01/18

Crown  Academy  of English  https://youtu.be/QpDDWBRHNRM


7:20〜11:40 に、 will の意志表現、即ち、提供 offer (私が〜しましょう)、拒絶  refuse

(won't 〜しない)、約束  promise (約束します)、脅しthreat (〜してやるぞ)、要望  request

(〜して呉れますか)、命令  order  (〜しなさい)について簡略に説明されます。それ以降は

未来への言及  prediction  の用法について語られます。will は確固たる証拠や確信に基づいて

未来を語る時に使用されると解説されますが、ここにも話し手の意志が入り込んでいることが理解

出来ます。will  の名詞としての意味が<意志>であることを考えるとそれも納得出来るでしょう。






will

modal verb 法助動詞

*これまで will の用法、be going to との違いなどについて触れて来ましたが、ここで再び全体像を復習して下さい。損はしない筈です。




@ (FUTURE) 未来への言及 prediction

(also 'll)

used to talk about what is going to happen  in  the  future,  especially  things  that you are certain about or things that are planned:

*未来に起きる事、特に、確かにそうなるであろうと話し手が<今>考えて居ることや<今>計画している事について話す時に利用されます。

*計画していると言っても発言から5分後には否定しているかも知れません。


*客観的な証拠、定まった計画の無い<重くない、単純な>未来一般表現の場合は will を使うと考えれば良いでしょう。即ち、〜となるだろう、〜となると思う、の意味と考えて間違いではありません。


I'll marry her next year.

 僕は彼女と来年結婚するだろう。(今そう思った、5分後には撤回しているかもしれない)

I'm going to marry her next year.

 僕は彼女と来年結婚する予定です。(過去から着々と準備をしてきている)


*発言にあまり確信の持てないときは  I  think  などの表現や、maybe,  possibly,  perhaps, p robably などの語を追加利用します。


* be  going  to  do は、<話し手が未来にそうなるだろうと前もって考えて居る、計画していた>事、或いは<話し手の意志とは直接無関係に、客観的な証拠、計画を元に確実にそうなることになっている、それが真実だ>、を表します。


prediction  自体の意味用法では、 will  は大方  be  going  to  do に置き換え可能ですが、 will  よりも  be  going  to の方が、意志の関与が低下し、その一方、確実性の度合い、客観性が高くなることにご注意下さい。


*will  の未来表現ではない意志用法などの場合、 be  going  to  do に置換は出来ません。



There'll be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには問題になるだろう。(話し手の確信)


I think there'll be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには問題になると思う。(幾分低い確信)


Maybe there'll be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには問題になるだろう。(50%の確信)


There'll perhaps  be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには問題になるだろう。(50%の確信)


There'll possibly be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには問題になるだろう。(50%の確信)


There'll probably be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときにはおそらく問題になるだろう。(75%の確信)


There probably won't be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには大して問題にならないだろう。(25%の確信)

*50%以下の確率を示す1語の言葉が英語にはなく、not + probably を用います。


There'll definitely be trouble when she  finds  out.

 彼女がそれを知ったときには絶対問題になるだろう。(100%の確信)



Clare will be five years old next  month.

 クレアは来月5歳になります。(確定している未来)


The train leaves at 8:58, so we'll be in  Scotland  by  lunchtime.

 その列車は8:58に出発するので僕らは昼食時までにスコットランドにいるだろう。(単純未来予告)


I'll see him tomorrow. /I'll be seeing him tomorrow.

 僕は明日彼に会おうと思って居る。(単純未来予告)


Will Susie be there?

 スージーはそこに来ることになってるの?(単純未来予告)


It won't be easy to find  another  secretary.

 秘書をもう一人見つけるのは容易ではないことだろう。(確信)


The doctor will call next week to  check  on  your  progress.

 医者は君の経過を確認する為に来週電話してくるだろう。(確信)


The choir will be performing the  Hallelujah  Chorus  at the concert.

 そのコーラスはコンサートでハレルヤコーラスを演奏する計画です。(計画)

= The choir is going to perform the  Hallelujah  Chorus  at the concert.


The photos will be ready for collection on Tuesday afternoon.

 その写真は火曜日の午後には手に入ります。(定まった段取り)

= The photos will be ready on Tuesday  afternoon.  and  you  can pick them up then


cf. be ready for collection 入手可能になる




A  (ABLE/ WILLING) 出来る/意志表現

(also 'll)

used to talk about what someone  or  something  is  able  or  willing to do:

 誰かが〜出来る、遣る気になっている、ことを示します。〜するつもりだ


*文の話し手ではなく、文の主語の明確な、自発的意志を表します。今正に〜してやる、の気持です。

*この先の未来のこと(=単純未来)を表す表現とは別のものです。即ちいわゆる未来表現ではありません。


*一般的に法助動詞は文章の主語では無く話し手側の判断を付け加える用法ですが、この用法の will はそれとは異なり正に主語の意志を表します。

* will  の名詞としての意味が<意志>であることを理解すればそれも当然とも言えますね。

*この意味で、主語の意志から離れた客観性を持つ be going to に置換出来ません。ご注意下さい。



I'll give you a lift.

 車に乗せてってやるよ。(意志・提供)


Ask Gabriela if she'll take them.

 ガブリエラに彼らを連れて行く気なのか聞いてくれ。(予定意志)


I've asked her but she won't come.

 彼女に頼んだが来ようとしない。(拒絶)


The car won't start.

 その車は動こうとしない。(拒絶)


This lasagne will feed six people.(能力)

 このラザニアは6人を供することが出来る。

→このラザニアは6人分です。


Your father will come for you at  4 o'clock.

 君のお父さんは4時に迎えに来てくれます。(予定意志、段取り)


In the event of a strike, the army will  take  over  responsibility for firefighting.

 ストライキ中には、軍が消火活動の任を引き継ぐことになります。(予定意志)


The government will only say it is not in  the  general  interest to reveal any more information.

 政府は、更に情報を明るみにする事は一般人の関心にはない、と単に言う気でいます。(予定意志)


Oh, for crying out loud, why won't you listen  to  me!

 大声でわめいている代わりに、僕の言う事を聞いたらどうかね?(依頼、命令)


cf. for = instead of  〜の代わりに


The photocopier will collate the documents  for  you.

 このコピー機は君の代わりに文書を正しい順番に配列(=丁合)してくれます。(能力)


----------------------------------

cf.collate

to collect and arrange the sheets of a  report,  book,  etc., in the correct order:

 用紙、本その他を正しい順番に配列する、丁合する

*2つの文書を照合する、の意味も有ります



(次回コラムに続く)