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法助動詞 modal verbs とは

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2022年11月20日 法助動詞 modal verbs と関連表現@






法助動詞 modal verbs と関連表現@




2022年11月20日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 英語表現の1つの山である条件文について既に解説しましたが、その中で will, would などの助動詞 (正式には法助動詞 modal verb と呼ぶ) が頻繁に、或いは必ずと言って良いほど登場しました。そこでこの先暫くの間は、法助動詞並びに関連表現について深い切り込みを与えようと思います。意味用法について完全な自信を持てない方には見直しの参考に大きな力となろうかと思います。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。解説の第1回目です。

英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/modal-verbs-and-modality

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/modal








Modal  verbs |  The  parts  of  speech | Grammar |  Khan  Academy

2016/03/29 Khan  Academy  There's  a class of helper verbs known as  modals  that

we use to express a  bunch  of  conditions: we can use them to give  advice,  make

guesses at how  necessary  or  likely something is, make requests of people,  and  so

on.  They're  super  useful. https://youtu.be/hp9T-7on2Ow


一種の条件の意味を添える法助動詞として知られる助け役の動詞が存在します。

助言をしたりどの程度必要なのか或いは起こりそうなのかを推測したり、人にもの

を頼んだりも出来、ダントツに役立ちます。





modal verbs と modality とは




*modal verbs は日本語に訳せば<法助動詞>になります。おそらく皆さんには聞き慣れない文法用語だろうと思います。


*中核となる modal verb には以下の9 個が含まれます:

 can,  could,  may,  might,  will,  shall,  would,   should,   must


*他には:dare,  need,  ought to,  used to が semi-modal  verbs (準法助動詞)と呼称出来ます。


*modal の意味を持つ他の表現としては: have (got) to,  be g oing  to,  be  able  to などが挙げられます。


*そもそも modal 、及びその名詞形である modality とは正確には何を意味するのかですが、modality とは話し手側或いは書き手側の動詞に対する態度を示すものになります。これは法助動詞が掛かる動詞に対して、


 確実性 certainty, 可能性 possibility, 意欲 willingness, 義務の念 obligation, 必要の念 necessity, 能力 ability

  (様相表現 modal expressions と言う) を加える用法になります。


*同じ事象を目にしても話し手/書き手側は異なる見解を持つ訳ですが、 modal  verbs  とはその見解の揺らぎを表す表現であるとも言えるでしょう。

*要するに動詞に対して補助的な意味合いを添える言葉で有り、それゆえの動詞お助け役、すなわち <助>動詞 と言う話です。




modal

米発音 モウドゥル、英発音 ムードゥル

・名詞 noun

a verb, such as "can", "might", and "must", that is  used  with  another  verb  to express an idea such as possibility that is not expressed by themain verb of a sentence:

 文の主動詞が表現し得ない例えば可能性と言った考えを表す為に利用される動詞のこと。様相動詞。



・形容詞としての意味 adjective [ before noun ]

used to describe the number or value which appears most often in a particular set:

 ある特定のセットに於いて最も頻度が高く見える数や価値を記述するのに利用される表現、最頻の


There are rates of 5, 10, 20, 40 and 70%, the  modal  rate  being  10%.

 5.10.20.40%、70%の比率がありますが。最頻率は 10%です。


modality

 様相(哲学用語)、事物の可能性、現実的、必然的などの有りよう


*modal, modality 共に、ぴったり来るまともな日本語訳が存在しません。<様相>などと言われて理解出来る日本人は殆ど居ない筈です。言語構造が大きく異なると文法用語自体の翻訳が難しくなることが実感出来ます、


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以下例文:


Another useful verb, need, turns out to be  both  ordinary  and  modal.

 もう1つの有用な動詞の need は、通常の動詞並びに法助動詞の両方であることが判ります。


The themes are: first, critical assessment must  start  from  subjects'  understanding; second, a modal fallacy; and third, fallacies of distribution.

 そのテーマは、最初に厳密な評価を主題の理解から開始されねばならないと言う事、第2に叙法上の誤謬、そして第3に分配上の誤りからなります。

= The themes are → The themes consist of


The technologies developed to address  these  newly  modal  medical  problems tended not to work as effectively.

 これらの新たな頻発する医学的問題に対処するために開発された技術は、事実上機能しない傾向にあった。

= The technologies which had been developed to address  these  newly  modal  medical  problems...


cf. address  a  problem

= deal  with a  problem,  discuss a  problem 問題を採りあげる、対処する、考察する

 

cf. tend  to do 〜する傾向にある、〜しがちである

= have  a  tendency  to  do,  there  is  a  tendency  (for  someone,  something)  to  do

tend  not  to  do 〜しない傾向にある


cf. as  effectively  事実上


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以下言語学論文からの文例です:


*文の構造(=構文)が理解出来れば、文章が実際のところ何を真に意味しているのかが判らなくても、和訳自体は出来てしまいます。

*この域にまで到達すればヴェテランと言えるでしょう。皆様も頑張って下さい!


This has led us to the conclusion that only  declarative  (but  possibly  modal) expressions can constitute subordinate finites.

 これは我々を次の結論に導いた。即ち、平叙表現 (しかし様相表現の場合もあり得る)のみが従属時制節を構成し得ると。


As an analogical change, this would have  been  supported  by  the parallel use of modals and be in ellipsis contexts and with overt infinitives.

 類似の変化として、これは法助動詞の並行的な利用によって支持されただろうし、省略された文脈中に存在しまた顕在する不定詞と共にあるだろう。


We thus postulate for this element a specifier  position  within  the  functional projection in which the modal character of the sentence is  expressed.

 斯くして我々はこの要素に対して機能的な投影の内にある指定辞の位置を提示するが、そこに於いては文章の法助動詞の特徴が表現される。


It is common in such estimations to set initial  values  equal  to the mean or modal value of each of the explanatory variables.

 初期値を説明変数の各々の平均値と最頻値に等しく置く事は、その様な算定に於いては普通の事である。


Again, whether the concept of future is a  temporal  or  modal  notion depends on whether the language in question is tense or mood prominen .

 更に、未来の概念が時相或いは様相概念であるかどうかは、当該の言語が時制或いは態突出型であるかに拠っている。


In this paper we have also shown how lax  logic  can  be  embedded  naturally in modal logic with necessity and possibility.

 どの様な方法で緩い論理が必要性と可能性を伴い様相論理の内に自然に埋め込まれ得るのかをこの論文にて我々はまた示した。


 







Modality - ep  109 (2020) 2020/02/29 Mark  Kilian's  Channel

This week we look at  the  harmonic  landscape of modality in music. Where did  it  begin?

Why did it begin? And  how  did  it  begin. And indeed more importantly, how did  it  develop

into the modal system  we use  today? I will take you through the 7  different  modes

we mostly use  today  and  show you how you can apply that  knowledge  to

your music  making.  Understanding  modality is like understanding  the  matrix!!

https://youtu.be/N-9iKFolLL4


ここでの modality とは(13,14世紀の様な) a musical mode 1つの音楽様式のこと

を指します。ヒヤリングの練習にお役立て下さい。






modal verbs と modality の文法的理解




modal verbs


以下日本人には容易に理解出来る内容ですが念のため記述します。


*コアとなる9個の法助動詞には to 不定詞表現もありませんし、進行形や時制表現もありません。

*それらを示したい時には適宜他の表現を使う必要があります。



◯ I’d love to be able to see the Taj Mahal one day.

 いつの日がタージマハールを見る事が出来ればと願います。


× I’d love to can see the Taj Mahal one day.  (to を前に据えての to 不定詞用法はありません)


◯ They had to sell their house.

 彼らは家を売らねばなりませんでした。


× They musted sell their house. (過去形は取れません)


*語順ですが、主語+法助動詞+動詞(或いは  auxiliary  verb である be,  have)の順になります。


cf. auxiliary verb

= auxiliary (オグジリアリィと発音します) 補助の +  verb  動詞

*いわゆる助動詞ですが、狭義には法助動詞を除く助動詞  be,  have,  do のことを指します。



*法助動詞は人称変化や時制変化はありません。


*法助動詞を他の法助動詞と組み合わせて使う事は出来ません。



◯ Windsurfing can be difficult.

ウインドサーフィンは難しい場合もある。


× Windsurfing can might be difficult. or  ×Windsurfing  might  can  be  difficult. (法助動詞の二重使用)


*例えば can を未来表現とする場合には will can ではなく、 will be able to に置き換えます。



*動詞の意味が明確な場合に限り、法助動詞に続く動詞を省略出来ます。


She could take the bus.

 彼女はそのバスに乗ることが出来たよ。(過去の可能性としての解釈)

 彼女はそのバスに乗ることが出来るのだが。(現在の不可能性を仮定法で示す用法)


Yeah, that’s true. She could. (She could take the bus.)

 そう、その通りでそう出来た。(出来るんだが)


*注意: この文章は1つの意味として <過去に於いて彼女がバスに乗れる可能性或いは能力があった> ことを意味します。

*実際にバス乗る事が出来た、は意味しません。


*実際に過去に於いてバスに乗るとの行動が為し得たのであれば、

 She  was  able  to  take  the  bus. 或いは

 She  managed  to  take  the  bus. と表記しなければなりません。

  (could 用法の詳細については後のコラムにて説明致します)



*否定形を作る時の not は法助動詞の後ろに添えます。


◯ We can’t hear very well at the back.

 背中に向かって言われても良く聞こえないよ。


× We don’t can hear very well …



*疑問形は主語の前に法助動詞を移動させて作ります。


◯ Could you help me?

 手を貸して戴けますか?


×Do you could help me?