英文長文読解 短期集中 個別指導 

shall 意味と用法

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2023年2月1日 法助動詞 modal verbs と関連表現N






法助動詞 modal verbs と関連表現N




2023年2月1日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 英語表現の1つの山である条件文について既に解説しましたが、その中で will, would などの助動詞(正式には法助動詞 modal verb と呼ぶ)が頻繁に、或いは必ずと言って良いほど登場しました。そこでこの先暫くの間は、法助動詞並びにその関連表現について深い切り込みを与えようと思います。意味用法について完全な自信を持てない方には見直しの参考に大きな力となろうかと思います。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。解説の第15回目です。

英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/modal-verbs-and-modality

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/modal

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/verbs-types

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/shall








Lesson  on  how  to  use  modal verb SHALL (Shall we go out  this  evening?)

2015/03/15  Englishing This video is about the auxiliary verb  "shall". Being

used mainly  in  British  English, "shall" is used in four different ways. To

express a  determination,  suggestions, to express a promise or t o  volunteer

to do sth., and  finally  to indicate that something will inevitably happen  in  the

future. It is  mainly  used  with the  first person singular and plural,  though  to

express  determination  in a formal  context is used with  all  persons.

https://youtu.be/s_3z0-Bj9Xk


法助動詞  shall  は決心・決定、提案、約束や自発的行動、何かが未来に必然的に

起こることを表しますが主に英国で利用されます。1人称(I と we)で用いられますが、

formal な場での決定事項を表す場合には全ての人称で利用されます。






shall 意味と用法




*昔は一人称 (I と we)の英語の未来時制には shall を使うと教えられていたのですが、近代英語では、会話、書き言葉、全ての人称で will を使うのが一般的です。


* shall は主に英国英語で利用されます。


現代では shall は主に formal な場面や、或いは法律文書に使用されます。


*主語が I,  we の場合に比して、それ以外では、shall の意味が限定され、規則や法律、命令でそうなっている、の意味しか持ちません。


* shall の過去型 should  が、〜すべき、した方が良い、の意味をその1つに持ちますが、それの非謙譲表現、詰まりは意味の強い、元のものが  shall  であると考えるのも良いでしょう。


*主語が I,  we の場合に、shall は、規則や法律、命令でそうなっている、の意味にも利用出来ますし、単純未来、意志の表明にも利用出来ます。


*法助動詞 shall の文法と意味用法は基本的に will と同じですが、幾らか違いがあります。





shall 文法


*法助動詞ですので他の法助動詞と共には利用出来ません。


◯ I shall have to be at the airport by 5 pm.

 僕は5時までに空港に到着しなければならなくなる(だろう)。

= I will have to be at the airport by 5 pm.


cf. I have to be at the airport by 5 pm.

 僕は5時までに空港に到着しなければならない。


*shall/ will have to で未来に於いて義務が生じることを示します。〜せねばならなくなる


× I shall must be … or I must shall be …



*他の modal  expressions 、have  to,  need to,  be  able  toを後ろに従える事は出来ます。


We shall have to tell him what happened.

 我々は何が起きたのかを彼に言わねばならなくなるだろう。

= We will have to tell him what happened.


The good news is I shall be able to join you at your  meeting  next  week.

 良いニュースは僕が来週君の会合で君に加わることが出来るだろうと言う事だ。

= The good news is I will be able to join you at your  meeting  next  week.



*shall の否定表現は shan't と shall not の形が取れます。

*shall not は formal な場面や、否定の意味を強調する場合に利用します。

*shall の否定表現はあまり利用されません。


I shan’t be home tomorrow night.

 僕は明日の夜は家に居ないよ。

= I won’t be home tomorrow night.



We shan’t know the result of the tests till  Tuesday.

 火曜日まではそのテストの結果を僕らは知らない。

= We won’t know the result of the tests till  Tuesday.



The management shall not be responsible for  damage  to  personal  property.

 経営者は個人的な資産への損害に対しては責任は取らないことになっている。(規則・法律・命令の shall)

 (主語が  I,  we 以外の全ての文章で  shall  は規則・法律・命令の意味になります)





shall 用法


offers,  suggestions  and  advice

 申し出、提供、助言


主語が I と we の場合に限り、疑問文の形 (Shall  I,  Shall  we のみしかありません)で、申し出、提供を行ったり、助言を求める場合に shall を使います。

*この shall は一部  should に置き換え可能です。


*米国では formal な表現の扱いになります。

*相手が同意するだろうと期待する気持があっての提案、申し出になります。〜してあげましょうか?〜して差し上げましょうか?


Shall I carry your bag?

 あなたの鞄を運びましょうか?


"I'm cold." "Shall I close this window?"

 寒いよ。この窓を閉めましょうか?


I'll leave you to get on then, shall I?

 それではあなたを乗せたままにしておきましょうか?


cf.  leave  sb  to  do

 人を〜のままにさせておく


Shall I call him tomorrow?

明日彼に電話しましょうか?


Shall I call again on Thursday?

 木曜日にまた電話しましょうか?


Are you comfortable or shall I turn the heat  down?

 快適でしょうか?そうでなければ加温を下げましょうか?


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What shall we do with this?

これをどう扱おうか?

= What should we do with this?


Shall we go out for dinner tonight?

 今夜ディナーに出掛けませんか?


"So we'll meet at 5.30, shall we?" "Agreed ."

 それでは5時半に僕らは会おう、いいね? 賛成。


Since it's such a nice day, shall we eat  outside?

 こんなに気持ちの良いという次第で、外で食べないかい?


What about Lola - shall we invite her?

 ローラはどうする?彼女を招待しようよ?



注意

*平叙文では、相手に助言や提案を行う場合には  shall ではなく  should  を用います。


◯ In my opinion, we should book another  hotel.

 僕の意見では、我々は別のホテルを予約すべきだよ。


× In my opinion, we shall book another  hotel.








日本人が使えないと感じる 「Shall」  ネイティブは超使います。〔#143〕

2021/02/25  StudyInネイティブ英会話

Shall って超使える言葉って知ってましたか?特にビジネスで使える、、、

https://youtu.be/JyR3TWELxHg


毎回、ニュアンスの違いを明快に教えて呉れる優れた動画チャンネルです。






predictions  and  intentions

 未来予測と意図


主語が I と we の場合に限り、formal な流れで未来の事を述べる、また意図や決定を述べるのに will の代わりに shall を用います。

〜だろう、〜するつもりだ  (will と同じ意味用法)


*他の主語の場合は will を使います。


*これは英国英語では利用される用法ですが米国英語では用いられません。

*しかし英国に於いても will に比べると利用されることはずっと少ないです。old-fashioned に感じられることもあります。


◯ The new business cards will be ready at the end  of  the  month.

 新しい名刺が月末には準備出来るでしょう。

 

× The new business cards shall be ready at the  end  of  the  month.(shall  の未来用法は主語が I と we の時にしか利用出来ない

 (主語が  I,  we 以外の全ての文章で  shall  は規則・法律・命令の意味になります)


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*以下全て英国での formal な用法です:

*全て will に置換可能です。


We shall remember this day forever.

 今日この日を我々は永遠に覚えているだろう。


less formal

We will remember this day forever.



If you do that one more time, I shall be very  angry.

 君がそれをもう一度遣るなら私はとても腹立たしくなる。


I'm afraid I shall not/shan't be able to come to your  party.

 済まんが君のパーティには来れない。


formal

I shall look forward to meeting you next week.

 来週あなたとお会いすることを楽しみにしております。


So we'll see you at the weekend, shall we (= is  that  right)?

 それで私たちは週末に会いますよね?(we'll = we  shall の短縮形です)


We shall (= intend to) let you know as soon as there's  any  news.

 何かニュースが有り次第あなたにおしらせするつもりです。


Unless the money is returned, we shall shortly  be  contacting  our  legal  department.

 そのお金が戻されない場合は、我々は直ちに我々の法務部門に接触しているつもりです。


I can't afford a lawyer so I shall defend myself.

 私には弁護士を雇う余裕無く、それで自身を弁護することになります。


I did meet him once and it was an experience  I  shall  never  forget.

 私は一度実際に彼に会いましたが、それはけして忘れない経験となりました。(忘れないことは現在でも事実なので現在形で語ります)


I shall list my objections to the plan in ascending  order  of  importance.

 重要な順に私は計画に自分の目的を配列するつもりです。


When we receive your instructions we shall  act  accordingly.

 あなたの指示を受ければ我々はそれに従い活動するつもりです。





determination,  commands

 確定事項、命令の  shall


非常に formal な場面で命令を与えたり、規則、法律の確定事項、決定事項を表す場合に shall  を利用します

 〜と言う事になっている、決まっている、〜しなければならない、〜でなければならない、〜するものとする


*実際には、主語が〜されることになっている、との受動態となることが多いです。


*確定事項と命令の意味用法では主語は、未来用法の  shall  とは異なり全ての人称が使えます。


*逆に言えば、主語が I と we 以外の場合は、規則や法律、命令で<そうなっている>の意味になります


主語が I と we の場合は、未来予測と意図(〜だろう、〜するつもりだ)、或いは、規則や法律、命令で<そうなっている>のいずれかの意味になります


* この意味用法の shall の過去型 should が弱含みの表現となり、強い命令の意ではなく、〜すべきだ、〜した方が良い、との意味になる事が理解出来るでしょう。逆に、shall が出て来たら、should 〜すべき、の強意としての規則、命令を意味すると判断することも出来ますね。



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determination 確定事項

This door shall be kept closed at all times.

 このドアは何時も締められて居なければならない。 (そう言う決まりになっている)


Nothing in this letter shall be construed as a  license  to  use  our  property.

 本書簡のいずれも我々の資産を使うライセンスとして解釈されるものではない。(法律文書)


The school rules state that no child shall be  allowed  out  of  the  school  during the day, unless accompanied by an adult.

 その学校のルールには、成人が伴わない限り日中は子供は校外に出る事は許されないと記されています。(ルールとなっている)


*、〜に記述が為されている>、無生物主語に対して say,  stateが普通に使われます。


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commands  命令

You shall go to the ball, Cinderella.

 シンデレラよ、お前はその舞踏会に必ず出るのだよ。(そう決定されているとの命令)




certainly  will

 確定的意志の  shall


主語  I  と we の文で強い確定した意志を表明するのに shallを利用します。これは米国英語でも利用されます

 必ず〜してみせる

=  will  certainly  happen,  must  happen,  be  determined  that  something  will  happen


will  も意志を示す用法を持ちますが、shall  の方が強い意志を持ちます。shall  =  will  +  certainlyですね。


*英国英語に於いては、単純未来の shall  なのか強い意志のshall なのかは context で判断するしかありません。

*しかし現在では単純未来には will を使いますので、 I  shall..., We  shall... の文章は、(特に米国英語では)必ず〜してみせる、と考えて大方間違いはないでしょう。



I shall never forget you.

 君のことはけして忘れまい。


Don't worry - I shall make sure he comes!

 心配するな。彼が来ることを必ず確かめるから。

= Don't worry - I will certainly make sure he  comes!


I shall make sure she knows.

 彼女が知っているのか確かめてみせるよ。


cf. make sth sure


Don't worry, I shall be there to meet the train.

 心配するな。列車交換の為に僕はそこに必ず居るよ。


If he won't do it, I shall do it and then there'll  be  trouble!

 もし彼がそれをしようとしないのなら、僕がそれを遣ってみせますが、そうなると問題が起きますね。


*if 節の中は未来の事を想定しても未来形では無く現在形で記述します。この文章の he won't do it は、現在に於いて彼がどうしてもそうしない、との、意志を表す用法であり、未来表現では無いゆえ使用できると考えて良いでしょう。。