英文長文読解 短期集中 個別指導 

should 意味と用法: 理想 義務 助言

KVC Tokyo  やり直し硬派英語塾

                               





















https://dictionary.cambridge.org/ja/dictionary/english/
























































































































































塾長のコラム 2023年2月5日 法助動詞 modal verbs と関連表現O






法助動詞 modal verbs と関連表現O




2023年2月5日

皆様、KVC Tokyo 英語塾 塾長 藤野 健です。

 英語表現の1つの山である条件文について既に解説しましたが、その中で will, would などの助動詞(正式には法助動詞 modal verb と呼ぶ)が頻繁に、或いは必ずと言って良いほど登場しました。そこでこの先暫くの間は、助動詞について深い切り込みを与えようと思います。意味用法について完全な自信を持てない方には見直しの参考に大きな力となろうかと思います。これまでに断片的に触れて来た表現も数多く含まれますが、復習がてら再確認して下さい。解説の第16回目です。

英国ケンブリッジ英語辞典の用例を主に参考に解説を加えて行きます。

https://dictionary.cambridge.org/

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/modal-verbs-and-modality

https://dictionary.cambridge.org/dictionary/english/modal

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/verbs-types

https://dictionary.cambridge.org/grammar/british-grammar/should



以下接続法について

https://www.france-jp.net/01cours/04bunpo/31.html

 フランス語学習ネット講座 フランス語の文法−フランス語 接続法 / Subjonctif


https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/bitstream/2433/227414/1/zep00029_030.pdf

初期アメリカ英語の仮定法現在 --ジョン・ウィンスロップの用法分析から 福永, 眞理子

Zephyr 2017, 29: 30-43  https://doi.org/10.14989/227414


Oxford English Dictionary 2nd. ed. "shall" 11a, 14d, 22a


https://en.wikipedia.org/wiki/Old_English_subjunctive

https://en.wikipedia.org/wiki/English_subjunctive#Use_of_the_present_subjunctive








How  to  Use Should in English - English  Modal  Verbs

2017/02/01 Oxford Online English

Do you know how  to  use  should in English? Like most modal verbs, should  has  many

different  meanings  and  can be used in many different ways. In this lesson,  you  can

learn how  to  use  should correctly and naturally in different  situations.

https://youtu.be/zBbu0yksFjk


should  には〜すべきと訳出可能な意味と、それとは全く別の、おそらく〜だろうの

2つの意味が有りますが、後者の意味用法は日本人には馴染みが薄いでしょう。

これに関しては次回のコラムにて解説致します。尤も、a good idea について語る

(〜すべき) のか、或いは probability について語る (おそらく〜だろう) のかは

context (文の前後の流れ) を見れば明確に区別が可能です。






should  文法




*should は時制的には shall の過去型ですが、実際には shall の謙譲表現として現在或いは未来の意味で利用される例が殆どです。即ち、1個の独立した法助動詞としての地位を高めています。


*should は他の法助動詞と共に利用は出来ません。


◯ It should probably be sunny at that time  of  year.

 その季節には多分晴れているよ。

= It will be likely to be sunny at that  time  of  year.

= It will probably be sunny at that  time  of  year.


× It should may be sunny … or It may  should  be  sunny …



*should の否定形は  shouldn't  と  should  not ですが、後者は  formal  な context 中で、或いは否定の意味を強調したい時に利用します。

There shouldn’t be many people at the beach  today.

 今日は浜には人出は多く無さそうだ。

= There is unlikely to be many people at the  beach  today.


We should not forget those who have given  their  lives  in  the  defence of freedom.

 自由の防衛に命を捧げた者達を忘れるべきでは無い。



*付加疑問文では should  と shouldn't を使います。


I shouldn’t have told her that, should I?

 僕はそのことを彼女に話すべきだったよね?


They should be getting back on Sunday,  shouldn’t  they?

 彼らは日曜日に戻ってくるべきだよね?


*be getting back on Sunday の表現は、<現在進行形+未来の日時>で未来を表します。


cf. Should I be waiting for a taxi outside the house?

 家の外でタクシーを待っている方が良いですか? (現在しているべきことの問い)








Unit  39  Should  и Subjunctive mood. Рекомендации в

that-clause. 2018/10/17

OK  English - уроки английского языка

https://youtu.be/aAJrhMowrOg


ロシア人向けの英語解説動画です。should の用法について何故か英語圏の者の作成する

動画は初学者向けのものばかりで、詳細な文法解説はこの動画ぐらいしか見つける事が出

来ませんでした。逆に言えば、native や帰国子女のアップする英語学習動画は、視聴者層

を舐めているとも言えそうです。動画の尺としての時間的制約があるのは理解出来ますが、

本質的な深い英語理解には遠い様に改めて感じます。即ち、youtube 動画で英語を学んだ

にしてもそこそこの英語話者以上には成れなそうです。巷の下手な英会話教室よりは

余程マシでしょうけれど。


8:00から、〜すべきの意味用法の should が formal な書き言葉の that

節中でしばしば省略されることが説明されます。






should  用法




〜すべきの should と should の省略


*下記、理想、欲望、義務、助言、提案の  should は互いに意味合いが重複するところがあり厳密に分類できるのではありません。

*これらは便宜的な分類とも言えるでしょう。

*文意  context  から適宜和訳して下さい。

*基本は全て、〜べきだ、と訳せば間違いにはなりません。


*この should  を用いずに動詞原形で繋げる表現を、 subjunctive mandative 即ち、現実として確定していないことを主張する為の表現、<仮定法現在>と考える者も居ます。これは一般的には接続法と呼称されるものであり、下にもフランス語の事例を述べていますが、古英語が次第に動詞の接続法としての活用を失い単純化して行った1つの姿として動詞の原形即ち不定形でを採用した−格変化も時制も無く何ら事象の確定性を持たない形−とも考えて良い模様ですが(それの変遷に関する詳細な記述が見付からない)、OED を参照すると実際には幾つかの法助動詞と共に利用される例が古くから存在しており、法助動詞無しでの原形の使用が拡大したのは米国に於いて特に近年の事象(20世紀初頭)であるとされています。


*因みに be  動詞の接続法の生き残りが were であり、これは現在では仮定法過去の動詞として使われています。


*要するに英国などではまだshould が利用されていますので、米国での should 無しの用法が、寧ろ二次的に派生したもの、つまりは should が省略された用法と考えても問題無い様には見えます。


*動詞原形を、確定しないことを述べるのに使う接続法だ、と捉え(直し)、推し進める主張は、合理性を認めるものの、或る意味、取って付けた様な形式性の感を塾長には拭えません。

*まぁ、一種の新英文法体系の構築を目指しているのでしょうか?



that 節中の should の省略


*動詞  advise,  ask,  beg,  command,  demand,  insist,  instruct,  intend,  order,  preferm,  recommend,  request,  require,  stipulate,  suggest,  urge,  warn 等 (助言、提言、主張、要求、警告の動詞) 以下の  that  節中の  should  <〜すべきだ、〜した方が良い>に関しては、formal な文中、特に書き言葉に於いては should  を省略し、動詞は原型のままを使用することが特に米国ではしばしば起こります


*動詞原型を用いずに、主語に合わせて格変化させると、よりこなれた  informal  な表現に近づきますが、これで特に問題も生じません。

*受験参考書ではこの用法(動詞を主語の格に合わせる用法)が誤りであるかの様な記述も散見されますが、米国での近年に拡大した用法であり、英国ではshould を用いたり通常の動詞活用を行わせる表現が普通に見られますので、奇妙な主張と言えしょう。医学部の入試に出るから、これの解答を確実にしっかり遣ろうなどとの web サイトも出てくるのですが、広い視野に欠けた英語指導ですね。


They have proposed that Felix shoud move to  their  Munich  office.(英)

→They have proposed that Felix move to their  Munich office. (more formal) (米)

→They have proposed that Felix moves to their  Munich  office. (less formal) (英)

 彼らはフェリックスがミュンヘン事務所に移動すべきと提案している。


*that 節の中身は未来のこと、これからのことを示しますが、未来形 will などは用いません。


They directed that the building should be pulled down. (英)

→ They directed that the building be pulled down. (more  formal) (米)

→They directed that the building was pulled down. (less  formal) (英)

 彼らはそのビルが取り壊されるべきだと指示した。


I suggested that he shouldn't give up golf. (英)

→ I suggested that he not  give up golf. (more formal) (米)

→ I suggested that he didn't give up golf. (less formal) (英)

 私は彼がゴルフを止めるべきではないと提案した。



*It is + 形容詞 + that 節の中の should は特に米国ではしばしば同様に省略されます。

*この形容詞には、advisable, appalling,  appropriate,  (in)conceivable,  crucial, essntilal, imperative, important, obligatory, (un)necessory, urgent,vital  などがあります。

*normal or expected 〜して当然だ、の意味の natural も該当します。

助言、必要性、主張、義務を表す形容詞、即ち〜すべき、の、価値判断の意味が入る形容詞であることがお判り戴けるかと思います。


It is unaapropriate that he should receive the  award  again. (英)

= It is unaapropriate that he receives the  award  again.  (英)

= It is unaapropriate that he receive the  award  again. (米)

 彼がその賞を再び受賞するのは不適切だ。


It's natural that you should feel anxious when you first leave home.(英)

 初めて家を出るとき、不安になるのは当然です。



*フランス語の接続法との関連

 接続法 / Subjonctif


*フランス語の接続法は主観的に事柄を述べる時制で、主節が「義務、願望、感情、命令、疑惑」などを表す表現のあと "que" で導かれる従節で接続法が使われます。

*即ち、上記の should を付けるべき、付けないべきの英語表現そのもののの平行現象になります。que はthat に相当します。

*フランス語では接続法に於いては動詞の語幹の後に固有な活用語尾を添えればそれで終わりですが、動詞原形を使うなどは全くありません。





What is ideal and desired

 理想と欲望の should

 〜だと良い、〜が理想だ、〜だと最善だ、〜すると良い、〜すべきだ


*should は、或る状況の下で為すべき理想的なこと、或いは最善のことについて話す、或いは頼む時に最も普通に使われます。

= I think it's a good idea to do...


*下記の、助言と提案の should と意味が重なり、意味的に区別が明確なものではありません。


There should be more public hospitals.

 もっと公立病院があるといいね。


They should reduce the price of petrol. It’s  so  expensive.

 ガソリン価格を彼らは下げるべきだ。高すぎるよ。


cf. petrol UK = gas  US ガソリン


There should be four more candles on the cake.

 そのケーキの上にはあと4本のロウソクがあると最高だ。


I think I should have given check at move 23  instead  of  trying  to  find a safer square for the rook.

 ルーク(飛車に相当するチェスの駒の名)の為により安全なマスを見つけようとせずに、僕は23手目に王手を掛けるべきだったと思うよ。


A long wool coat is a classic no wardrobe  should  be  without.

 ウールのロングコートは衣装部屋(衣装ダンス)無しでは済まされないクラシックだよ。

= A long wool coat is a classic which/ that some  wardrobe  should  be  with.

 (Some  wardrobe should be with a long  wool  coat.)



should have + ed

*should have + ed は、過去に於いて理想的だった、望ましかったが起こらなかったことについて話す為に使われます。これで後悔の念或いは自身や他人への批判を表すことも出来ます。

 〜だったら良かったのに、〜していたら良かったのに


I shouldn't  have told fer.

= I told her, but I wish I hadn't; it was  a  mistale to tell  fer.

 彼女に話さなければ良かった。

=私は彼女に話したがそうしなければ良かったのに。彼女に話したのは間違いだった。


He should have told me about the change  in  plans.

 計画の変更について彼は僕に話すべきだったのに。

= He didn't tell me about the change in  plans, and  this  was  a  mistake.

 彼は計画の変更について僕に話さなかった。これは誤りだった。


Everyone knows that this is a busy restaurant. They  should  have  made a reservation.

 皆ここが繁盛しているレストランであることを知っている。彼らは予約をしておくと良かったのになぁ。


I should have written to her but I haven't  had  time.

 私は彼女に手紙を書くべきだったが時間がずっと無かったのです。


I should have studied harder when I  was  young.  I  wish  I  had gone to college.

 若い時にもっと懸命に勉強しておくべきだったよ。大学に行っていればなぁ。





duty 義務の should

 行動を遂行するのが必要或いは望ましい、重要であることを表す should


〜するべきだ


*これは第三者に対する助言とも言えます。


This computer isn't working as it should.

 このパソコンはあるべきように動作していません。


The government should raise taxes on the  rich.

 政府は金持ちの税金を上げるべきです。


Everybody who works should get four weeks'  paid  holiday  a  year

 働く者は誰も1年当たり4週間の有給を得るべきです。


There should be an investigation into the cause  of  the  disaster.

 その災害の原因への調査があるべきです。

→その災害の原因究明が為されるべきです。


Who should I make out this cheque to ?

僕は誰宛にこの小切手を切る(降り出す)べきなんだい?

= Whom should I make out this cheque to ?


People like that should go to jail.

 そう言う連中は監獄に行くべきだ。





advice and suggestions

 助言と提案の should


*目の前の相手に助言したり提案する時に should を使います。

 〜すべきだ、〜する方が良い


You  should  do = I  think  it  would  be  better  for  you  to  do

You  shouldn't  do =  I  don't  think  it's  a  good  idea  for  you  to  do


If you're annoyed with him, you  should  tell  him.

 もし彼に悩まされているなら彼にそう言った方がいいよ。


You shouldn't eat mushrooms if you don't  know  what  kindthey are.

 もし何の種類か分からない時はキノコは食べるべきではない。

= I think it's best for you not to eat  mushrooms  if  you  aren't sure what they are.


*if 節は直前の  not  to  eat に掛かり、 be  best  や  think  には掛かりません。これは元の文の意味合いを引きずっていることから理解可能です。



You should take the bus - it's the easiest way  to  get  there.

 バスに乗るといいよ。そこに着く一番ラクな遣り方さ。


"Should I apologize to him?" "Yes, I think you  should."

 彼に謝るべきかな?僕はそうすべきだと思う。


You should be ashamed of yourselves.

 君達は自身を恥じた方が良い。


He said that I should see a doctor.

 僕が医者に行くべきだと彼は言った。(that 節内は現在に生きている内容ですので現在形のままにしています)


You should always check your oil, water and  tyres  beforetaking  your car on a long trip.

 車を長旅に連れ出す前には常にオイルと水とタイヤを点検した方がいいよ。


Under no circumstances should you approach the man.

 どんな状況の下であろうと君はその男に接近すべきではない。


*You shouldn't approach the man under  any  circumstances  の強調、倒置文です。



You should tell him what you think.

 自分が思っていることを君は彼に言うべきだよ。


We should leave it until tomorrow; it’s late  now.

 私たちはその仕事を明日まで放置する方が良い。今はもう遅くなったし。


You shouldn't have said anything.

 君は一言も話すべきではなかった。


Where should  (= do you suggest that) we  meet tonight?

 今夜はどこで会うのがいいと君は思う?


It's rather cold in here. Should I (= do you want  me  to)  turn the heating on?

 ここは相当に冷えるね。ヒーターを点灯しようか?


I shouldn't worry about it if I were you.

 もし僕が君だったら僕はそれには悩まないと思うよ。

=  I wouldn't worry about it if I were you. (仮定法)



I shouldn't (= I advise you not to) let it worry  you.

= I wouldn't (= I advise you not to) let it worry  you.

 僕だったらそれに君を悩ませたままにはさせないよ。(仮定法、後ろに if I were you が略されている)


=それに君を悩ませたままにはさせない方がいいよ。

→ そんなことにクヨクヨしない方がいいよ。


(つづく)